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2006年08月17日

●【読みたい】 大崎善生 - 孤独か、それに等しいもの

1957年、札幌市生まれ。

孤独か、それに等しいもの孤独か、それに等しいもの
大崎 善生

九月の四分の一 別れの後の静かな午後 アジアンタムブルー パイロットフィッシュ ドナウよ、静かに流れよ

by G-Tools

ある、とても暑い夏に逃げ込んだ本屋さんでジャケ買いした一品。

今日一日をかけて、私は何を失ってゆくのだろう--。

「私、ピアス穴を開けたの……」
「どうしたの?」
「ピ、ア、ス、穴をよ……」
「泣いているの?」
私は耳たぶに指先を当てる。
私が失ってしまったもの、あるいは今日中に失ってしまうものはナンなのだろう。そしてそれは大久保君のいっていたように、自分には気がつくことのできないモノなのだろうか。
本当に失うとはそういうことなのだろうか。

少し湿っぽい過去の過去の先には何があるのだろう、泣きながらでも、どうぞ進んで、と一歩後ろから押し出してくれる、そんな一作です。

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写真集も新装開店。
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