●逗留したい。
ちょいと昔の本を読んでいると、
作家の大先生たちは旅先に「逗留していた」らしい。
とうりゅう ―りう 0 【▼逗留】
(名)スル
(1)旅行先などで、しばらくとどまること。滞在。
「当地に一か月―する」「長(なが)―」
(2)一か所にとどまって進まないこと。
「馬より下りて、しばらく―する間に/今昔 17」
(3)とどまる時間。ひま。
「我屋に帰り物具せん―無かりければ/太平記 26」
つまりは、温泉地・保養地などにゆっくりと数ヶ月滞在して、
うろうろ見聞し、そこで小説書いて暮らしてたりしたのだ。
なんだか貧乏な病んでいるヒトのイメージがある小説家たちは、
冷静に考えれば結構良い生活してたんじゃないのか?
という疑問が、嫉妬と共に沸々とわいてくる。
俺も温泉に入りたい。
そして「逗留」したい。
逗留したら、きっと俺も良い作品が書けそうな気がする。
そりゃ日がな何もせず着流しで街の散歩してりゃ、何か書く気もするさ。
そこで調べてみるところが、俺の暇なところ。
そして今夜も妄想で連想。
幸せな夜だな、との思いに耽るたびに遠い温泉地の逗留に憧れるのであった。