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2006年02月20日

●【見たい】 漆原友紀 - 蟲師

久しぶりにおもしろい。
童謡を読む、かんじであなたも不思議ワールド。

蟲師 第一集 (初回限定特装版)蟲師 第一集 (初回限定特装版)
漆原友紀 長濱博史 中野裕斗

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■蟲師(むしし)
http://www.mushishi.jp/index.html

ある意味で、昔の「世にも奇妙な物語」にも似ている。
底が知れない闇の世界に足を突っ込んだ気になる。仄暗い底から何かが這い上がってきそうな、そんな怖さを思い出させてくれる。

また違う意味では、失われし闇に対する憧憬を取り戻すことができる。陰翳を礼讃した谷崎のようにそこには何か隠れた美がある。

     * * *

関西では深夜に放送してる、蟲師はそんなアニメだ。原作は漫画だそうだけれど、アニメでもスタッフが雰囲気を損なうことなく、映像化しているところが賞賛に値する。やすっぽくなってしまうアニメが多い中で、本気が見える。

蟲師は、命の固まりとでもいうべき「蟲」という存在をヒトとつなげる為にいる。主人公のギンコはその「蟲師」の一人だ。

蟲が出てくると、そこには超現実的な世界が展開する。
「こんなことってあるんやろうか」
という神隠し的な出来事が昔は田舎ではあった(といわれている)わけだけれど、そんなかんじだろう。

     * * *

前回の話「暁の蛇」の話をしてみると…

行商人の父の帰りを待つ母子が長い間帰りを待つ間に、母がある病に冒されてしまう。その病とは眠ることができなくなり、徐々にモノゴトを忘れていくというものだった。影魂という蟲に冒されていた母は記憶をなくさないために、父を捜しに出かける。


父を捜しに出た彼女らがみたものは、新しい家族を持った父の姿だった。ただただ逃げ帰り、そして失った分の睡眠を貪るように眠る母。耐えられなくなる子。


長い眠りから目覚めた母は粗方の記憶をなくしてしまい、自分に夫が居たことも忘れてしまう。幸せそうに暮らす母ではあるが、いつものように帰りを待っていた父の為の陰膳はなぜか忘れることなく続く。

情念の世界を描く蟲師は、アニメであってもこういうひんやりとした感覚を見事に描く。


ある意味では柳田国男の「妖怪談義」のようでもある。
妖怪という目に見える形ではないだけで、悪意もそこにはない。
運とか不運ではない、ただ出会ってしまったという事実とまやかしの世界がそこにある、
というスタイルが似ていると思いました。

見えないものは無いものなのか。
わかってしまったらそこに見えるものなのかもしれない。

次は2/25の関西テレビ27:15~27:45でやってるのでチェキ。

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写真集も新装開店。
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