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2006年01月10日

●親父と飯を食いに行く

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思い返せば、最後に親父と二人で飯を食ったのはいつだっただろう。
思い出すのに時間がかかるぐらい前の話であることは確かだ。なんでこんなに長い間親父と飯を食わなかったのだろう、なんてのはすでに23年も実家に住んでいる今となっては不問に違いない。

     * * *

通夜帰り(というとめでたくないように聞こえるが御年88才の往生だから、
それはそれでいいと、私は思う)の親父をイタリア料理の店で降ろしたら、
運転してるのにすぐに着信。

予約でいっぱいらしいぞ、家で待っとれ

人が運転してるのをいったい何だと思ってるんだ、こいつはと思いながら駐車して待機。

近所で飲める、お金の心配なし、という事以外にも不思議と嬉しい気持ち。

     * * *

寿司屋までの10分の道のりを寒いだの何だのいって歩いて、灯りのともるお店に到着。
握りを頼もうとしたら刺身の盛り合わせと馬刺しを注文してくれた。
こんな喰い方は早々できないと思い、まじめに食うことにする俺。

お酒もぐいぐいとすすみ、すでに500mlの瓶が二つ空いている。焼酎お湯割りと水割りが交互に追加されるころには既に足下の危うい親父。

なぁ、煙草吸えば?
と、俺。

おまえ、おかんにチクるやろ
と、おとん。

あほ、共犯やのにチクったら『あんたもやろ』言われてえらい目にあうわ
と、おれ。

…そらそやな、ほなお先に
と、煙草に火をつける親父。

     * * *

ああ、健康に悪いさ。そんなことは知っているさ。
それでも、親父と肩を並べて酒を飲みながら煙草を吸う日が来るとは思わなかった。
煙草をちゅーちゅー吸ってる様は、乳離れできない子どもにたとえられるけど、
煙草の煙は昔から親父の臭いと決まってるんだ。

二人の杯が空く頃、帰宅。
14000円の2時間の宴は、寿司と煙草と酒と、親父の説教で終わった。

男二人で飲むと(煙が飲めて)良いこともあるでよ、親父。
こんな事が、男にとっての大人の階段なんだろう。

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写真集も新装開店。
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コメント

こういう話を聞くたびに、男に生まれたかったと思う。

>翠
酒と煙草がないとコミュニケーションしない男も、
不器用すぎてしんどいもんだと思うよ、笑

お買い物とかおしゃれとかしたい(させたい)
そうな母親を見ると、女の子が良かったなぁと思うよ♪

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