●家具業界が伸びている?-衣食住の盲点
感覚的に、
「最近家具業界がのびてるなぁ」
と、思いませんか?
大型家具屋も郊外に続々と新店をオープンさせているし、神戸や大阪にもfrancfrancを始めにオシャレな家具屋さんがいっぱい。家具を売りつつ、カフェをしているようなところもあったりするわけです。
もはや、これは家具ではない。
インテリアなんだ…と、おじさんは隔世の感を抱くのです。
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▼衣食住の盲点、住。
近頃のリフォームブームは、テレビなどでも番組が組まれているように、記憶にも新しいところだがインテリアもそれに乗じて進んでいるモノと思われる。
食うことや着飾ることに比べて、住むことはなおざりにされてきた感じは確かにする。
インテリアは元々値段が高いこともあるし、何より普段身につけるモノではないから、自己満足の感が大きい。
食べることは直接に脳に満足を与え、食べたその直後から快感を感じる。
着ることも、少し間接的ではあるけれど、キレイな服を着ている自分を見られている自分を想像して、それが快感を与えるわけだろう。
でも、家にキレイな家具を置いてあってもかなり自慢しにくい。
「~~って家具を買ったんだ!」
っていっても、なかなか他の人は反応を示せないだろう。
へ、へーといって流されるのがオチだ。
▼同質性を持った個性、という文化へ
家具が売れる背景には、不景気によって地味になった日本の購買心理が見え隠れしている気がする。もはや、けばけばしたようなモノは服であれ何であれ、売れなくなっている。バブルがはじけて十年以上すぎた今、時代は「センスの良さ」を求めて居るんだと思われる。
しかし、「センス」なんてものは幾通りもの解釈がある。
Aがかっこいいとするものもあれば、Bがかっこいいとするものもある。なら、興味はばらけて終わりか…と思いがちだが、これがやはり人が人たるゆえんなのかもしれないが、
「共通性を持った個性」
というものは確かに存在する。個性個性と、騒がれている現代でもヒトはやはり同質性を重視する部分はあり、それが文化としていろんなところに顔をのぞかせる。アンティークの家具だの、近頃マンガでもちらほら出てくるようになった「イームズ」の家具だの、そういう「ある程度の同質性からは逸脱しないような個性」が現代人のプライオリティには入っている。
イームズの椅子1 DCW/LCW/サイドシェル 他
http://www.geocities.co.jp/Milano-Cat/2188/chair_eams/chair_eams01.html
▼インテリアはどこへ進むか?
印象的だったせりふが一つ。
「家具を見せるのではなく、空間を見せるのです。」
空間のプロデュースというのは、これからの経営の肝要だ。
レストランしかり、インテリアしかり、カフェしかり…
形だけではなく、真に過ごしやすい環境が出来るようになれば出かけるのが好きな日本人も少しは家にいるようになるかなぁ?笑
▼あとがき:「失われし日本の”ごたごた感”」
服はかっこよくなった。
髪型もかっこよくなった。
足も長くなった。
そして、今回家具も新しく、そしてオシャレになっている。
これ自体は、自分もそういう家具と言うより小物は好きなので歓迎すべき事態だ。Montrealに居たときから考えても、日本の小物・オシャレ系はかなり進歩しているし、こういうことをやらせたら日本の右に出るモノはあまりいないだろう。
それこそ、海外では特殊な扱いをされているようなインテリア雑貨が町中で売られているのはすごいと思うんだけどね。
俺が言いたいのはそこじゃなくて、もう少しどろどろした部分なんだけどね。
オシャレな家具もそりゃいいんだけど、嫁入り道具として持ってきた母親のタンスとか、桐のタンスとかそういうものについていた、感情のようなモノ。
そういう、キモチは果たしてカッコイイ家具にはついてくるんかなぁ、と思う。
買ってからついてくるもんなんだろうけどね、そういうなのは。
伝わりにくいかな。