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2004年04月03日

●LabelGateがMORAに。

オンライン音楽配信の空白地帯かと(個人的に)思ってた日本もSonyMusicEntertainment (SME)が主体となって作ったレーベルゲートの続編とでもいうべき、MORA(網羅とかけたらしいよ)がスタートしたそうだ。

公式HP:MORA

んーーーーーーーーー…と長いため息をつかねばならない結果だなぁこれ。

(続き読みたい方は、>>See all textをおしてね)

1.値段設定

これに関してはTrackBackさせてもらったカフェ日誌さんのエントリーで詳しく説明されているので参照されたしだが、海外との価格比較をしてみても少し値がはるなぁという印象だ。

270円/曲あるいは2400円/アルバムで設定されているとのことだが、あと600円ほど出せば新品が買えるとなれば大半のUserは曲買いになる。その場合に問題となるのは、3分ほどの曲に270円の対価を払うか、ということになる。

答えはNOではないか。そんなことしなくてもAmazonには1週間もしないうちに中古が並ぶだろうし、何よりレンタルCDショップに行けば1ヶ月もしないうちに借りることが出来る。ここで明らかになるのは音楽購入嗜好によって分類した顧客層の設定が曖昧だということなのだ。
つまり、

まず、ライトユーザー。
規模:小
購入頻度:3ヶ月に1枚~半年に1枚
興味:あまりない(あっても積極的には探さない)

CDは滅多に買わないけど気に入ったら買うパターン。これは音楽購入に対するひもが堅そうなので、270円も払って曲を買うとは思えない。滅多に買わないので代替手段による視聴が可能になる。例えば、TV番組、CDショップ、ラジオ、レンタルショップなどだ。ここはねらっていない。


次は、一番購入者層としては多いだろう、ミディアムユーザー。
規模:最大
購入頻度:月1~2枚
興味:かなりある

MORAのターゲットセグメントはココに設定してある。しかし規模が最大である故にまた価格帯にも左右されやすいのもこのセグメントだ。その点で、中古CDと比較しても見劣りする。

(ライトユーザーは値段に関係なく買わないし、後述のヘビーユーザーは気に入ったものはいくらだろうと出すだろう)。


最後にヘビーユーザー
規模:小
購入頻度:とても買う
興味:最大

DLしても、付加価値がないのであまり購入には至らないだろう。ヘビーユーザーはもっと小穴音楽を探しているのでMORAの曲集にカバーされていない可能性も高い

2.消費行動の差(オンラインで買い物することに馴れているか。)

日本とアメリカの消費スタイルの違いとして、オンライン購入に馴れているかどうかと言うのがある。それは言うなればカードで購入することに違和感を持つかどうかでもある。日本はこれがまだまだ高く、さらにオンライン支払手段も一般的に認知されていないことから、ここは少し問題となるように思う。
クレジットカードが必要なのも10代購入者の壁を高めていると思われる。

3.楽曲少なし。

MORAでは3万8,000曲が4月1日で準備されているそうだ。対してアップルは、計20万曲でスタート。これは確実に差が出ると思う。


4.自社提供のプレーヤーなし。

NetMD対応だが、これも疑問。iTunesが馬鹿売れしたのはiPodのクオリティの高さもその一つの理由と考えられるのでここは圧倒的に弱い。


5.ファイル形式の問題

ファイル形式は、OpenMG。Sonyはどうしてこうも自社製品・自社開発にこだわるんだろう…Walkmanの成功が未だに尾を引きずっているものと思われる。現在のファイル形式を軽くまとめると、

MP3…
一番有名なもの。ただし、著作権管理が全くと言っていいほど出来ないので今後は衰退する(少なくとも正規の音楽配信サービスでは使われない)

AAC…
iTunesMusicStoreやReal Rhapsody(米国のみ)で採用されているスタイル。ただしRhapsodyはプレーヤーを選ぶらしく、それ用に対応している必要があるらしい。著作権やコピー回数などが管理できる。iTunesのヒットにより一歩先んじた。
MP3より高音質・高圧縮

WMA…
MicrosoftによるWindowsMediaプレーヤ形式。ただ、圧縮システムと暗号化部分は別に出来るので、圧縮にMP3を使い、暗号化部分だけWMA形式も使えるから、一概には決定できない。


OggVorbis…
MP3の特許権使用料の引き上げを危惧する米iCast社が開発した新フォーマットのことです。無料の企画。Videoの音声部分に使われることが多いが、MP3に変わる企画にしようとの動きも見られる。


先見的な視点として、訴訟が大量発生して手に負えないようになる前に、日本レコード会社はそうそうに対応した点は評価できる。しかし、アメリカ各社が「コンテンツサービスではなく、ハードウェアで利をとろう」としている中、日本はまだコンテンツで利益を得ようとしているのは少し先見性がないとも言えよう。

2004年のNapster2及びAppleが価格破壊を引き起こすかもね。
これで引き起こせなかったら、日本はずっとCDやってるかも、笑



参考
PCJapan:2003年11月号 - 特集4:マルチメディアファイル変換術
http://www.itmedia.co.jp/magazine/pcjapan/0311/sp4/part2b.html

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写真集も新装開店。
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