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2004年04月15日

●イラク邦人誘拐・続報8 - 群山・高遠・今井3氏解放 日本政府保護急ぐ

<イラク邦人人質>日本人3人を解放 アルジャジーラが速報

犯人側のメッセージを伝えるアルジャジーラ
写真トピックス イラク日本人人質事件
 ヨルダンからイラクに向かっていた日本人男女3人が武装集団に拘束され人質となった事件で、犯人グループが日本時間11日午後3時ごろ、3人を解放した模様だ。日本政府は情報の確認と、3人の保護を急いでいる。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」が速報した。人質になっていたのは▽ジャーナリスト、郡山総一郎さん(32)=東京都杉並区▽NGO代表、今井紀明さん(18)=札幌市西区▽ボランティア活動家、高遠菜穂子さん(34)=北海道千歳市。3人は「サラヤ・アルムジャヒディン(イスラム戦士軍団)」と名乗る犯人グループに拘束されていたが、同グループの活動拠点とみられるイラク中部のイスラム教スンニ派有力聖職者らが、解放に力を尽くした模様だ。(毎日新聞)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/japanese_detained_in_iraq/

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▼所感

なんと3日も遅れての解放となったこと、そして新たに二人の人質が取られたとのことから素直に喜べない結果となったが、何はともあれ3人が(おそらく)無事で解放されたことは全てのことを差し引いてもとてもめでたいことだと思う。心労耐えなかった家族にもこれで何とか平穏な日々が取り戻せるのではないか。

自己責任論の可否でメディアは揺れた。Blog内でも自己責任かどうかで、意見が百出しさながら「プチサンデープロジェクト」みたいになっていたわけだが(ちなみにTALK W/O LIPSは”自己責任派”です。悪しからず)

自己責任かどうかは今回の事件が読んだ波紋から考えても、その指示をしたいところだがそこでもう一度蒸し返しても何も教訓は得られないのでココではやめておく。残るは、日本政府による安全な移送が行われ、日本にたどり着くことを祈るばかりである。


▼そしてまたなだれ込むジャーナリストたち

メディアにおけるフリー・ジャーナリストたちは、その機動力を活かして局ジャーナリストたちがいかないような場所にまでも行って写真・記事を書き、それを新聞社や雑誌社に原稿単位で売ることで生業を立てている。いうなれば、彼らの本分は「他の人がやらないようなこと」をして、それを他のジャーナリストたちとの差別化にしているわけだ。

この事件以後、そしてこれはおそらく前から続く状況だったのだろうが、フリージャーナリストが次々とイラク入りしている現状があるらしい。現在のイラクでは出入国管理がきちんと出来ていないため、どのくらいの邦人が入国しているか不明だが、少なくとも今回の事件を見て尻込みするのではなく、動機付けをしてしまった面もあるらしい。

彼らは命がけで取材して、私たちに真実を伝えようとしている。例えそれが商売主義であったとしても、彼ら自身の名声のためであったとしても、我々は結果として真実を知ることが出来る。当然ながら私たちはそれを放棄することは出来ない。私たちは真実を知らなければならないからだ。

もしも私たちが以上のようなフリージャーナリストたちを渡航禁止にし、自己のメディアを持たなくなるということはこの高度情報化時代において自国での情報を他国の情報の上に築くことになる。つまり主に米国メディアになるわけだが、9/11以降全員が右に倣って大統領賛成といっていたメディアを如何にして日本という一国の情報源と出来ようか。米国のメディアは死んだ、と一時は本気でそう思わせた。

日本のメディアは、それよりかもっと死んでいる。ジャーナリズムがなんたるものかは私には知り得ぬところであるが、重箱の隅をつつきあう不毛な戦いを繰り広げている彼らに唖然とするばかりだ。

そして、今回の9/11関連の独立調査委員会発表により、96年前後に日本機ハイジャック計画があったことを示唆された。日本政府はこの事態を知っていたのだろうか。

情報の傘、という言葉がある。核の傘のように防衛的な概念ではなくもっとある意味でアグレッシヴな「情報収集網」を概念的に示したモノだが、日本はこれをほぼ米国に頼っている現状がある。自国民が犠牲になるハイジャック計画を日本政府が知らされていなかったとしたら、私たちはいったいどこで「知る権利」を行使すべきなのか。

多くの疑問を残して、世間の話題は次の拉致事件に流れていくことだろう。様々なことを提起したテロ事件であった。

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写真集も新装開店。
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